引っこ抜く
この間のみつばの引っこ抜きから、またお嬢様の引っこ抜きまいブームが訪れたらしい。
昨日、ふと気がつくと、また庭の花が引っこ抜かれていた。
まだ咲いているスノーポールとパンジー。
なぜに、私が植えたものを引っこ抜く?
しかも、咲いてるやん。
代わりに植えられたものはけいとう。
ふーん、みたいなかんじ。
私には花に冷たいとか言っておいて、結果あんたが一番冷たいと思うね。
引っこ抜いた花は、植え替えるのではなく、なぜかバケツに入れられております。
なんなんですかね?
ぴーちゃんが飛ぶ練習で、ゲージの中でパタパタやるもんだから、あわやひえなんかのシードの皮がまわりに飛び散る。
極力すぐに掃除をするのだが、料理中なんかはそのままになってしまう。
昔のお嬢様が、旦那に
これはどーにかならんのか、このあたりにカバーをつけたらいいんじゃないか
と、ゲージのまわりにカバーをつけるようにいったらしい。
旦那がダンボールでカバーをつけようかと言ってきた。
今飛べなくて、頑張って足やらくちばしやら羽をばたつかせて、全身を最大限使って、上に登って、飛ぶ練習をしているのに、カバーなんかつけたら、足場がなくなるし、間違って怪我なんかされたら、この田舎で鳥をみてくれる動物病院なんかありはしない。
全力で却下してやった。
ついでに、
ぴーちゃんが気に入らない人はリビングに来なくていい!
と宣言してやった。
昔のお嬢様が、室内で聞いているのも知っていたので。
それ以降、やってきては
ぴーちゃん、かわいいねー
とか言っていく。
あー、そーさ、かわいいさ。
あんたに比べれば、世の中はかわいいもので溢れている。
あんたは、自分でそこそこの自分の面倒は見れるだろうが、ねこやとりは私達が世話をしないと生きていけないの。
あんただって、私が、ご飯あげないとだめなのと一緒。
あんたも充分好き勝手してるんだから、この子たちも好きにしとけばいいの。
あんたが花を好きにしてるんだから、こっちの管轄まで口出すな。
別に、あんたに世話をしてくれと頼んでいるわけではない。
いつも世話してるのは私だということを忘れるな。
文句があるなら、出て行くのは動物じゃなくて、あんたの方だからね。
そこは、間違ってもらっちゃ困りますよ?