なんちゃって。

土曜の昼過ぎから日曜の夕方5時過ぎまでなんちゃって子育てをしてみた。
というのも、この間、白っぽい猫が1時間ひたすら耐えぬいたあの子である。

その子のお母さんはシングルマザー。
私達と同じように移住組である。
移住の先輩であり、市役所にお勤めの方である。
取材が縁で知り合い、SNSで拝見する限り、猛烈に忙しい人だ。
ひたすら、世の中に何かを発信されていて、本人は身体にも美容にも気を使い、子供にも目を配り、SNSだけ拝見すると一見良い母親である。

なにより、うちのお客様である。

ただ、エネルギッシュな日々を見ているわけだが、はっきり言って、身体がそのやりたいことについていっていない感が。

身体がひたすら休みたいと言っているように見えて仕方がなかった。

一ヶ月ほど前、歩けなくなったんですと連絡が。

多分、身体の限界が近いんだなと察する。

私達夫婦が考えるカイロは、最終的にお店に来なくても自分で対応できるようになること。
1か月に一回、メンテナンス程度に来店してもらえればそれでいいのだ。
お義母さんは、多分、違うけれどね。

マットやら矯正パンツやら貸した。
それこそ1式。

悪ければ悪いほど、効果がでるのは早いから。

三日後には買いたいといわれたが、いい値段するものだし、1ヶ月貸しだすと約束したのだから、それから考えて下さいとお伝えしている。
まあ、あと10日くらいだけど。

最近、週末ごとにやっていたマラソン大会に出ることにも諦めがついたようだ。

うちに来るときには、かならず4月のなんとかマラソンにはでたいんです!といっていた。

今の状態では無理ですよとやんわりお伝えしてもなかなか聞いてくれなかったのだが、いろんな効果で快方に向かっているようで、最近やっと出ない方向で考えてくれるようになった。

本人のケア的にはあとは家庭内のことでえる。

思春期に入り始めた女の子とあまりうまく行っていないような感じを受けた。
ついでに、この間、来た時の子供の言動。
多分、ケアが必要なのは子供も同じだったのかもしれない。

一度しか会っていないのに、うちの子供か?くらい人懐っこい。

そして、ひたすらかまってほしい。
遊びたい。
一緒にいてほしいと言葉で伝えてくる。
車でおでかけ、なんて私は、子供の頃嬉しかったものだが、この子はあまり喜ばない。

なにか聞けば、ママはかまってくれないからとかママは自分のことばっかり、だとか。

聞けば、家でも仕事をしているようで。

ひたすら、忙しいからあとで!ばかりだという。

土日は休みらしいが、子供を連れて〇〇の取材だとか、自分が出るためにマラソン大会に連れて行かれるだとか、友人の開店記念だとかに連れて行かれるらしい。

私達が仕事をしている間は漫画を読んだり大人しくしているのだが、お客さんが帰ったら、おじちゃんはどこ?おばちゃんはどこ?と探しまわる。
それが、例えトイレに行っていても、だ。

家に一人でいることも多いという。

そのせいか、お菓子はよく食べるが、ご飯はあまり食べない。

少し暗いと暗いの怖いから一緒にきてーという。

お風呂は三人で入りたいという。

猫がびびって、全く出てこなくなったのだが、大丈夫か確認に行っていると、後ろから抱きついて、かまってよーという。

ただ、9歳なりの大人との関わりの術なのかよくわからないが、ひたすら悪態をつく。

ばーか!とかまー、ネットに挙げられないような言葉を吐きまくる。

でも、かまってほしい。

土曜に近くの大きい公園に行った。

これまた、お客さん親子にばったり会った。

5歳児をつれており、いろんなアスレチックを5歳児なりに楽しんでおられた。
私達夫婦もその5歳児はすごく可愛がっていたので、わりと急な坂を頑張って超えるその姿にかわいいねーといいながら見守っていた。

○○もそんくらいできるもん!!

ヤキモチだったんだろうとは思う。

そりゃ、9歳だから、出来るだろとは思ったが、なぜか5歳児に張り合う。

今度はダンナ君に向かってヘンタイ!とか言い出す。

それでも来ないと早くおいかけてよ!とか。

まー、何なんだろうなこの子は、みたいな感じである。

車に5分も乗っていると、どこにいくのか、なんのためにいくのかとしつこい。

まあ、全て自分を見て欲しいんだろうけどね。

猫たちは、ほとんど怒らないし猫同士で喧嘩もないんだけれど、まー、見事に4匹全員からシャー!!を喰らい、特にマヤちゃんは、未だかつてないほどに、毛を逆立てて真剣に怒っておられました。

白いのは、シャー!!とはいうものの、相手がちびだと思っているので、ひたすら忍耐でしたね。

よく手を出さなかったなと(笑)

よく騒ぎ、叫び、笑う子だったので、5時すぎに母親に引き取られて、家の中がほんとに静かになりました。

家族でしずかやねーと話したり。

まあ、母親は、この一日とちょっと、充実して過ごされたようですけどね。

一番びっくりしたのは、夜はおむつだったこと。
家でもそうらしい。
9歳ってまだそんな時期なのかな?
朝起きて、着替えさせて、私が服を片付けていると
〇〇ね、おもらししなかったよ!!と言ってきた。
えらかったね!と褒めたものの、ちょっと複雑であった。