引越

一階の荷物を二階にあげる引っ越しである。
一階の一部屋は完全にカオス化していた。
その部屋はタンス置き場にする予定で、タンスのみのはずだったが、結局おかーさまの貴重なご意見で、私達の二階の部屋は完全に後回しとされた。
彼女の部屋は、引っ越してきて三日後には普段通り生活できるようにセットされた。
次に優先されたのは仕事部屋である。
仕事部屋の後は、看板。看板のあとは、あれを買ってきてだのなんだのかんだのいわれ、日に一回はなにやらおつかいを言い渡される。
わりかし、もうどうでもいいや、という気分になった私達はお使いに出かけると数時間帰ってこないことが多くなった。
旦那に至っては、もうあいつと住むの、嫌になってきた、そろそろぽっくりいってくれてもいいなとか言い出す始末である。

私の誕生日も近くなり、それまで寝るところもないため、リフォーム途中の二階の部屋で床にマットを敷いて寝ていた私達。
いい加減やり終わらないと本気でどうでも良くなるため、10日ほど前からリフォームを頑張り始めた。
壁は板を買ってきて、鉋がけをし、ペンキを塗り、ポイントにラインを入れ、ベットを作り、テレビを設置。
気に入っていたカーテンをして、とりあえず一室が完成。
もう一部屋あるため、また鉋がけをし、ペンキを塗り。
途中途中で、彼女の丸投げが行われる。

一時間で帰ってくると早かったねとか言われる始末である。
まあ、11時前に出て行って、帰ってくるのが夕方とかだったので仕方ないが。

もう旦那君が俺達は部屋が完成するまでは、真面目に仕事する気はないからな宣言をしたので、彼女もちらしがどーの、宣伝がどーのとかいわくなった。
その話をするたびに、私はふらーっとどっかいくので、旦那君にきちんと言ったことはないが、察してくれたらしい。

どうしても、この家をみて、とりあえず外観的には外の荷物もなくなったし、色んな面で綺麗にはなった。
しかし、家の中で快適ですね!と言えるのは、彼女の部屋と仕事部屋、トイレと風呂くらいのもんである。
タンス置き場に至っては、タンスに辿りつけないから服が取れない。
にゃんこたちがアスレチックがわりに遊ぶので、雪崩が起きる。
とりあえず、台所やリビングに入りきらないものを片っ端からその部屋に押し込んだようなもんである。

彼女からあれがないんだけど、といわれても、タンス部屋のどっかでしょ、といっておしまいである。

何回かどうにかしろとは言われたが、どうにかしろと言う前に、日々の丸投げを自分で片付けてくれれば、私達もどうにかできるってもんだが、彼女はとりあえず自分が頼んだものが先にすまされないと、いついくのか、もう何時になるといちいちうるさい。
先にやると、二階のこともはやくせんとーという。
誰のおかげでこうなっているのか、今しばらくじっくりと考えていただきたいと思うのは、私が自分勝手なんだろうかとすら思うくらい、自分が丸投げした事はわすれさっている。

まあ、だいぶ終盤に差し掛かってきた二階のあと一部屋。
あとは、カオス化した一階から二階にあげて、いらないものは捨てて、完了というところまで来た。

すでに、体力も限界といったところだな。

40代、若くないなーと思う今日この頃。

誕生日まで、あと2日。

ちなみに、疲れきっている旦那君の今日この頃見た夢は、だれかと「プレミアム豆」をかけて、戦っていたようだ。
なんだ、そのプレミアム豆って(笑)