おつかい
まあ、おつかいという、体のいい丸投げである。
昨日、私が起きてきて、洗濯をしていた。
洗濯をしている間、私はまったり朝のコーヒータイムである。
彼女がやってきた。
「旦那君はまだおきんとかいな?」
旦那君だって疲れている。
疲れてないのはあんたくらいだ。
なんせ、二階を私の誕生日までに完成させてくれようとしている。
一昨日までに、壁の板を貼り終え、昨日はペンキを塗ることにしていた。
一日乾燥させ、ラインとしていれる板を入れたら完成、の予定だった。
旦那君に「なんか聞いていけど、多分頼みたいことがあるっぽいよ」とお伝えして、起こす。
起きてきた旦那ちゃんを捕まえて、おかーさまが話し出す。
開店祝いで蘭をもらったやろ?美容室から。それのお返しをしないといけない。明太子はどうだろう。どこか店はないだろうか。
といった内容であった。
開店祝いのお返しが明太子というのもよくわからないが、そう言うのは記念品的なものではないのか。
そう思ったが、それを言うとまたじゃああんたたちに任せるという、理不尽なことになるのはわかりきっていたし、蘭をくれた美容室なる方とも私達は今後会うこともない。
おかしいと思われようがなんだろうが、思われるのは発案者の彼女である。
で、当初は店舗を探せというのが主な内容であった。
なので、店舗を探した。
ここは明太子が有名な某県ではない。
少なくとも私が住んでいるこの市には明太子の専門店はない。
調べると県庁所在地のある市には二件ほどあるようだ。
そこまで、所要時間およそ30分。
以前住んでいた所からなら、2時間弱といったところか。
明太子の話をふってきた時には自分で行く気満々のご様子であったが、脳内が以前の住所のまま脳内アップデートがされていない彼女は、住所を聞いた途端、行く気をなくした。
えー、遠いやん
別に遠くないやろ?30分かからんて。
S市やろ?遠いって。
距離で言っても13キロくらいのもんよ。
あんたたちには近いかもしれんけど。
(よーゆうわ。出張で片道一時間のところ、週に三回は軽く行きよるやん)
ね、あんたたちが暇な時でいいけん、行ってきてよ。
明太子、いついるん?
え、明日。
それは、今日暇な時ってことですかね?
今日はあんなにペンキを塗りますよってアピールをしていたのに。
そんなこといったって、開店祝いの花をもらってるんやから、お返ししとかないかんやん?
明日、ちょうどK市にいくし、ついでに渡そうと思って。
とのことでした。
言い出したら聞きませんので、もう、面倒なので、先に行くことにしました。
これは、昨日、書きかけていたのを引っ張りだして書いているので、その日は3日。
S市では、バルーンフェスタの最終日でした。
きれいに忘れてました。
結局、行く途中で市内に出るのは渋滞がひどいだろうからと、行き先を空港に変更。
途中でシチメンソウ生息地なる看板を発見し、寄り道。
そのぐらいしてもいいよね?
もっと赤いのかなとおもってたけど、初めて見たので満足。
一時間くらいムツゴロウやシオマネキみたり、たこ焼きたべたり。
あ、ひげニンニクの天ぷらを売ってる出店があって、買いました。
めちゃくちゃうまかった!
食べてる時はニンニク臭がするんだけど、食べ終わって30分もしたら口の中はにんにく感が全くない。
あれは、絶対買いに行こうね!と旦那と話しております。
ふらふら寄り道後、空港に行って、明太子購入。
箱がすでに包装紙模様のためか、簡易包装推奨なのか、特になにもしてくれなかったので、帰りにダイソーへ。
のしつけてねと言われていたので、のしとどーせ、書けって言われるんだろうから、筆ペン苦手なので、筆ぺん苦手な方用と書いてある筆ぺんを購入。
和紙の包装紙を購入。
帰宅後、予想通り再度丸投げされたので、のし書いて包装して渡しました。
今日の収穫。
断然、ひげにんにく!
えがちゃん農園、今度絶対買いに行こうっと。